かけらブログ

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最近見た映画の感想を書く

AmazonPrimeでいくつか映画を見たので、感想をまとめておく。
記事も一月くらい書いてなかったしな。

1. フォーカス

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2015年の映画。主演はウィル・スミス。ヒロインとしてスーサイド・スクワッドのハーレクインをやってるマーゴット・ロビーが出ている。
映画のタイトルのフォーカスは手品における視線誘導のように、ターゲットの意識を逸らすためのテクニックで、作中においてはスリの技術として出てくるもの。

犯罪者サイドを主役に据えた、いわゆるクライム映画が見たかったので視聴したが、犯罪シーンはせいぜいのところエッセンス程度のもので、本筋は恋愛映画だった。
その意味では確かにフォーカスで上手く騙されたと言っていいかもしれない。
そして恋愛映画としてだが、あまりその手のものを嗜まないことを差し引いても、登場人物の心情の動き方がわかりづらい。

個人的には映画序盤のスリのアクションは結構面白かった。
あとウィル・スミスの筋肉が美しい。

2. ジェーン・ドゥの解剖

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2016年のホラー映画。出演者はあまり知らない。
ジェーン・ドゥは身元不明の女性を指していう言葉で、男だとジョン・ドゥとなる。
殺人現場で見つかった「ジェーン・ドゥ」の検死解剖を請け負った解剖医親子が異常な現象に遭遇するというもの。

以前Twitterで拡散されてたのでこの機にと思い、視聴したもの。
この映画はアメリカ産にしては演出がジャパニーズ・ホラー的で、怖がらせ方がかなり上手い。
いきなり爆音で怪物が飛び出してくるびっくりFLASH系の手法は基本使われないので安心して怖がれる。
近年視聴したホラー映画の中ではなかなか良かった。

なお、タイトルにもある通り解剖シーンが含まれており、結構迫真の流血や臓物、焼死体と言ったグロめの描写が多発する。
そのためメシを食いながら見るのにはオススメしない。
また、ややネタバレになるが、ネコ飼いの人には辛いシーンがあるので留意されたい。
もろもろの描写はなんとなく荒木飛呂彦の短編漫画を想起させた。

3. インターステラー

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2014年の映画。主役はあまり知らないが、ヒロインがアン・ハサウェイで、マッド・デイモンも脇役で出てくる。あとマイケル・ケイン
インターステラーとは有人惑星間航行を示す言葉であるが、現実には太陽系の他の惑星すら未踏であるので、実現はしていない技術ということになる。 近未来の宇宙航行をテーマとしたSF映画

先日4月10日に史上初のブラックホール写真が撮影されたというニュースがあり、そのニュースに対してSNS上で「インターステラーブラックホール描写を思い出した」というコメントが散見されたので視聴に至った。
実のところ以前から見ようとは思っていたのだが、尺がなんと169分もあり、それだけで結構敬遠していたところがある。
だが、一度見始めると引き込まれるものがあり、地球外の各シーンはどれも魅せられるものがあった。

ストーリー自体は概ね予想のつく範囲に収まる王道の展開ではあるが、それだけにちゃんと見たかったものを見られたという満足度は高い。
また、映画中のブラックホールを描写するためのシミュレータを回した結果、制作に参加している物理学者の先生が新たな発見をしたとかで論文を書いているというのも面白い。
総じて水準の高い映画だった、長さも含めて。